第4部 源氏物語〈みやび〉の継承
濱松中納言物語(濱松物語)

浜松中納言物語
東北大学附属図書館所蔵 狩野文庫:4/11471/4
作り物語。4冊。
本書は書き入れや注記を含め、筑波大本の忠実な写しである。
作者は『更級日記』の菅原孝標女とする説が有力。康平元年(1058)頃から治承4年(1068)頃までの成立と推定される。亡父が唐の第3皇子に転生する夢を見て主人公が渡唐を決意する話のあったことが知られるが、すでに散逸。現存巻一はこれをうけて主人公が渡唐するところから始まる。『源氏物語』の影響を強く被りながらも、夢と転生の趣向には独自の創作意欲が窺える。
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