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第3部 源氏物語を考え注釈する

湖月鈔

湖月抄

東北大学附属図書館所蔵 狩野文庫:4/11428/60

『源氏物語』の注付きテキスト。
北村季吟(1624-1705)校訂。延宝元年(1673)成立。

書名は石山寺に参籠中の紫式部が、琵琶湖に映る月影を見て物語の着想を得たという伝説に基づく。本文の行間に主語を傍書し、表現の典拠等について『河海抄』をはじめとする代表的な古注の説を取捨選択して、頭注として示したところが画期的である。注付きテキストとして、季吟『枕草子春曙抄』と並んで近代にいたるまで広く流布した。