『源氏物語』および紫式部の評論。1冊。「紫家七論」とも。元禄16年(1703)成立。安藤為章(1659-1716)著。寛延3年(1750)今村忠義筆写。
はじめに「紫家系譜」を示し、以下「才徳兼備」「七事共具」「修撰年序」「文章無双」「作者本意」「一部大事」「正伝説誤」の7項目を立てて旧説を批判する。『紫式部日記』を『源氏物語』の解釈に持ち込むなど注目すべき点が多い。なお、本書は為章の『栄花物語考』と合冊されている。