第2部 源氏物語の諸本と前期物語
源氏物語(絵入本)

源氏物語(絵入本)
東北大学附属図書館所蔵:丁B1-7/54
絵入り版本。60冊。
刊記によると、承応3年(1654)8月、京都寺町通の八尾勘兵衛の板行。
『源氏物語』五十四帖に加え、「源氏系図」や引歌表現の典拠を列挙する「源氏引哥」、古注釈に基づく概説といろは順の語注釈が載る「源氏目案 上・中・下」、さらに鎌倉時代に夢浮橋巻の続編として創作された『山路の露』を含む。巻の長さに応じて数丁分の無彩色の絵を伴う。それぞれの巻の題簽には、巻名の由来が「哥を名とせり」のように傍書されている。また、小型本も作成され流布した(次資料『源氏物語 並附録』)。