1冊。歌川豊国画。本書の他にも伝本があり、弘化初年(1844)の作品とされる。
源氏物語の錦絵54枚からなる画帖であり、一面は、それぞれの巻を代表する場面の絵・物語中の和歌・源氏香の図で構成される。巻々の絵は『十帖源氏』や『おさな源氏』などの挿絵を参照して描かれている。今回展示している若紫の場面は、『おさな源氏』若紫巻の挿絵の構図に極めて似ており、これを踏まえたものと考えられる。