大宮院藤原姞子の命で、文永8年(1271)に撰進された物語歌撰集。4冊。
撰者は藤原為家と推定されるが、実質的には大宮院女房の総力を挙げての撰定事業であった。当時伝存した200余の物語から1500首程を選び、勅撰集に倣って20巻に分類していたようだが、末尾2巻は早くに散逸した。入集歌数は、『源氏物語』の作中歌180首が最多。本資料は第一第二冊と第三第四冊の2部がそれぞれ別筆であり、諸本と比較して特に恋の部に特徴的な配列が認められる。