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第4部 源氏物語〈みやび〉の継承

夜乃禰覺

夜の寝覚

東北大学附属図書館所蔵 狩野文庫:4/11486/5

外題「夜乃禰覚一(~五)」。5冊。

主人公は天人の予言を受け、あやにくな運命に翻弄される1人の女性であり、紫の上や浮舟など『源氏物語』の女君たちが抱えた問題を主題的に引き受けた作品と捉えられる。写本は前田尊経閣文庫本の3冊本と、嶋原松平文庫本をはじめとする5冊本の系統の、およそ7本が知られるが、本書は松平文庫本の転写であろう。久田氏旧蔵本で、展示中の『浜松中納言物語』にも同じ方形朱印が捺されている。