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第3部 源氏物語を考え注釈する

光源氏系圖

光源氏系図

東北大学附属図書館所蔵 狩野文庫:4/11472/1

『源氏物語』の登場人物を系図で一覧にしたもの。1巻。

男系により皇室、摂関家、大臣家、端役の順で子孫を線で結んで示している。人物の横にはどの巻で官位が昇進したかを略記するなど事典的な側面もある。鎌倉時代以降の系図がいくつか現存しており、なかには巣守の女君など、『源氏物語』54帖に名前が見えない人物の名も複数見いだせるなど謎も多い。 
なお巻子装は一覧性はよいが扱いが面倒なので、次の『源氏物語系図』(狩4/11416/1)のように折本にしたものや、次々資料『光源氏物語系図』(丁B1-7/89)のように冊子本に仕立てた伝本も数多く存在する。『源氏物語系図』は書き入れが多く、研究のあとがうかがえる。題簽に「賀茂真淵真筆」とあるのは俄かに認めがたいが、興味深い本である。