『源氏物語』の注釈書。1冊。河内家の注釈書『水原抄』(散逸)の中の秘説を抄出した書。源親行(生没年未詳)の原著に子孫が代々加筆して成立。
親行は父・光行と共に河内本『源氏物語』を整定した。その際に得た考証を『水原抄』にまとめたが、本書はそこからさらに百余りの項目を抜粋している。語釈・有職故実・出典や典拠の考証・引歌・本文の吟味など、河内家の詳細で考証的な学風が示されている本として貴重である。