[内容]「私の試験は七月十一日よりとのことに候へば、私は五月の下旬に上京致し度しと存じ居り候ふ間何卒左様御承知下されたく願ひ上げ候ふ当地は静にて勉強するにも適宜の場所と存じ候へ共道中不便にて辞書を持ち来らざりしため時々不便にて困り候ふ」・「其から兄上の御着物の汚れたりしたのは如何致し居り候也又無くて不自由なもの御座なく候也御知らせ下されたしと申され候」。差出：「山寺／阿部余四男」、宛名：「東京市本郷区森川町一新泉館内／阿部次郎様」

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[データ公開日]2022/9/30

[メモ]