『源氏物語』の注釈書。中院通勝(1556-1610)著。慶長3年(1598)成立。
書名は漢詩を典拠に諸注の流れを集成する意を込める。三条西家の学説を中心に、『河海抄』『花鳥余情』『弄花抄』などの中世の代表的な注釈書を集成する。伯父・三条西実枝のもとでの源氏講釈を基に、通勝が作成したノートを「箋」あるいは「聞書」という形で取り込み、通勝自身の私見を「私曰」というかたちで書く。