阿部余四男葉書

[内容]「血統の事は私も考へないでもなかつたのでしたが同家系には外にそんな人も見あたらず旦同人は兄上も御存じの様に若きより不自然な境遇の連続したために一時的に発作したものなのでなほるだらうと思つたのはたしかに若気のあやまりでした」・「今は只一切に目を閉ぢて愛情に生きたいと存じます」・「ばヽ様からの御頼みでしたがばヾ様が生きて居る限り藤沢暮御送りを願いたしとの御伝言で御座ゐました」など。差出：「阿部余四男」、宛名：「越後赤倉温泉番雲館／阿部次郎様」

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[データ公開日]2022/9/30

[メモ]