阿部余四男書簡

[内容]帰省先からの近況報告（「姉上」の病状についてなど）・「小弟も未官報には出でず候へ共多分及第は致したる筈に候へば愈兄上の御膝下に趣き得る次第に御座候」が「小弟も出来る丈学資の一部分を働き度く存じ候間夜学教師でも翻訳でも学校教師でも其他何でもよろこんで致すべく候ふ間何卒休暇中に口を御探しおき下さるまじく候や」（「そして若し五円乃至十円位の口が定まり候ふ節は当地からなり山形からなり小さな下女を一人つれて行つたら如何に候ふべきや」）・「母上様も兄上の本さへその前に出来たら礼子を送りながらいつて見るとて喜び居られ候ふ」など。差出：「松嶺町山寺／阿部余四男」（封筒）・「余四男」（本文）、宛名：「東京市外大井町字森五四四五／阿部次郎様」（封筒）・「次郎兄上様」（本文）

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[データ公開日]2022/9/30

[メモ]