阿部余四男書簡

[内容]「御金は確に頂戴仕りました」・「小弟の学資や何か嘸御勉強の妨げとなることだらうと御気の毒に存じますが屹度御恩の万分の一は御返し申します。いつぞや神経衰弱らしいとの御仰のやうでしたが如何ですか」・「当地」は「なれて来たら山形に比して文運の進んで居るところ殆んどなく兄上にはとても住めそうにありません」・「今月中御友達と朝日の論文を御出版の趣きにきき及びましたが陰ながら何となく心ときめき申し候」・「今迄居つた寺」から「表記の処に引越仕り候」（水が「検査の結果殆んど飲用に適せず」などの理由から）など。差出：「仙台市片平町五六鈴木たけ方／阿部余四男」（封筒）・「余四男」（本文）、宛名：「東京市下谷区桜木町廿八北上方／阿部次郎様」（封筒）・「兄上様」（本文）

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[データ公開日]2022/9/30

[メモ]下記の1点を同封