[内容]総長放送：熊谷総長は十二月二十八日午後六時五十分より「決戦の年を送り決戦の年を迎ふ」と題して仙台中央放送局より左の如き放送を行い、現下の苛烈なる科学戦にも打勝ち戦力を増強して以て敵撃滅に驀進すべき旨を強調した/御用納め：十二月三十一日午前十時半より本部会議室に於て本部職員参集して御用納めの式を挙行、総長より多事多難であった昭和十八年の労苦を謝すると共に戦局愈々重大なる今日職場も戦場の意気で決戦の年を迎うべき旨の訓辞があった/御用始め：一月四日午前十時半より本部会議室に於て本部職員参集して御用始めの式を挙行、総長より決勝の年頭に当り各自の一層の奮励を望む訓辞があった。附属医院に於ても午前十一時より同院会議室に職員一同参集、院長より訓辞があった/来学者：附属電気通信研究所に十二月中左記の諸氏が来学し見学された。十二月七日満州電信電話株式社新京技術研究所保坂技師外二名　十二月十一日軍需省細野調査官外四名　十二月二十一日山形高等学校教授黒沼栄一氏/演芸大会及映画会開催：附属医院では十二月三日中央講堂に於て、十二月十四日東講義室に於て何れも午後五時より同院報国会主催で夫々演芸大会及映画会を開催、盛会であった/職員死亡：十二月十五日　理学部副手　伊藤正二

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[タイトルの記述レベル]書名

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