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東北帝国大学学報 第235号

製作者
東北帝国大学庶務課
トウホクテイコクダイガクショムカ
年代
1939/7/31
出版地
仙台市
出版国
日本国
印刷・書写の別
印刷資料
資料種別
雑誌
形態
紙/冊子
本文の言語
日本語
解説
備考
[内容]勅語捧読式:本月七日支那事変二周年記念日に当り午前八時より講堂に於て支那事変一周年記念日に下賜せられたる勅語捧読式を挙行し別項の如き総長の訓辞あり/総長訓辞:本日は今次事変が起ってから丁度二周年に当ります、幸に天皇陛下の御稜威と戦線将士の忠勇と銃後国民の屈せざる奮闘とによりまして外は帝国本土の三倍にも余る地域を日章旗の下に占めて国民政府をして中央政府たるの機能を失はしめ内は相当の余裕を存して次の躍進に用意を整へつ、あります事は洵に心強く感ずる次第であります。併し乍ら国民政府の蠢動は猶ほ熄まず国際情勢も亦必ずしも楽観を許さないものがあり、興亜の大業を達成するには前途なほ遼遠と申さねばなりません。只今事変一周年に際して下し賜はりました勅語を奉読いたしました所以は実に斯くの如きに当り聖戦の意義を重ねて想い起し吾等国民の責務を新たに胸に刻んで大詔に示し給へる如く各自が「愈々其の本分を尽し艱難を排し困苦に堪へ」日々の生活を戦場と心得て最善を尽し以て陛下の大御心に副い奉らんことを一同と共に誓わんが為であります。此の二年の間に吾々は物資の欠乏や人的資源の不足等各種の不自由を忍ばねばならぬ状態を経験致しました。併し乍ら之によって物の貴さや有難さを知ると共に今迄吾々が如何に物を粗末にして居ったから反省する機会を与えられました。又新しく物を造り出すことを考える機会も与えられました。学問の振興が如何に大切であるかと云ふことも一段と認識されるようになりました。又健康体力の向上が如何に重要であるかと云うことも切実に感ぜられるようになりました。斯く考えて来ますと此の度の事変こそ吾々日本国民をして躍進的発展をなさしめんとする為の貴い教訓であり又試練でありましょう。吾々国民は静かに反省して修養に資すると共に此の試練によって更に奮い起つの勇気を示さなければなりません殊に国の最高学府たる大学に職を奉ずる吾々職員又此処に学を修めつつある学生は共に共に自らの責務に顧みて一段の覚悟をなすべきであります。斯くてこそ過般青少年学徒に賜はりたる勅語に『国本に培い国力を養い以て国家隆昌の気運を永世に維持せんとする任たる極めて重く道たる甚だ遠し而して其の任実に繋りて汝等青少年学徒の雙肩に在り」と仰せられました陛下の御期待に副い奉る所以であると信ずるのであります。願わくは此の覚悟を以て夫々に実行の方策を案じ奉公の実を挙げられんことを切に希望する次第であります。一言以て訓辞といたします。/朝香宮鳩彦王殿下:本月一日午後0時十分臺臨金属材料研究所及電気通信研究所を御視察あらせられたり/勲章伝達式:本月二十一日総長室に於て左記名に対し頭書勲章の伝達式を挙行せり/学位授与:本月中学位を授与せるもの左の如し/大学院退学:本月中大学院を退学せる者左の如し/本月中応召者左の如し:輜重第二連隊 金研実験手 森下 茂/本月中召集解除者左の如し:法文学部学生 宮本 治祐 工学部学生 松長 弘/会議:本月十八日午前九時より会議室に於て評議会を開催せり/学生生徒:興亜勤労報国隊参加学生出発 興亜青年勤労報国隊北支蒙彊及満洲国派遣本学参加学生四十九名は各学部関係者並広浜学生課長以下学生課員の見送りを受け七月十日理、工学部学生を先発として夫々離仙茨城県内原訓練所に於て一週間猛訓練を受けたる後予定通り北支蒙彊班は本月十八日神戸を、満洲班は同二十一日新潟を孰れも現地に向け出帆せり/昭和十四年度第二次看護婦養成所生徒募集:約四十名の採用者に対し応募人員八十九名を算し本月二十九日所定の学科試験、体格検査及び口頭試問を施行せり/昭和十四年七月分患者数調:入院の部・同一平均調・外来の部/人事往来:七月二十九日京都帝国大学司書官吉田孫一氏来学外国雑誌価格問題に付種々協力方打合をなしたり/本月刊行図書:Tohoku Journal of experimental Medicine,Vol36,Nos 2-3,July 30,1939,
[種別]刊行物
[タイトルの記述レベル]書名
[現物の利用制限]全部公開
[現物利用申請書類]簡易利用申請書(Excel)|http://www2.archives.tohoku.ac.jp/yoshiki/tokuteirekisi-kaniriyo.xls
画像有無
所在
史料館閲覧室
請求記号
本部/0013/0198
部局のレコードID
SER2016-00366
所蔵部局名
史料館
コレクション名
レコードID
12030000000366
学内刊行物
東北大学で作成され刊行された資料です。

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