[内容]照宮成子内親王殿下には本月十六日午前十一時五十五分本学に台臨金属材料研究所及電気通信研究所を御巡覧あらせられ同十九日午前十時五十分八甲田山植物実験所に御成遊ばされたり/勲章伝達：本月十一日左記の者に対し頭書勲章の伝達式を行いたり/満州国及中華民国より帰朝：本月十九日　工学部教授　抜山平一　同二十日　医学部教授　近藤正二/大学院入学者：本月中の大学院入学左の如し　医科学及内科学　医学部大西忠成/本月中応召者：医学部講師　三浦修/本月中召集解除者：本部技手渡辺行雄　医学部副手鹿又貞治郎　理学部学生児山忠保　法文学部聴講生　浅野正明/戦死、戦病死：八月二十一日戦病死　本部雇　菊池正一　八月二十九日戦死　理学部副手　池田正/第三次防空訓練実施：本月二十二日第三次防空準備訓練を行い同二十四日より三十日まで本学各防護団出動し防空訓練を実施せり/昭和十四年度成人教育講座：本月三十一日より十一月十八日迄十五日間法文学部第一教室に於て開講、聴講者約二四十名に及べり　講義要項左の如し　一、新東亜社会の構造問題　教授　新明正道　二、我が国戦時経済の動向　教授　中村重夫　三、欧州戦乱を繞る中立に就て　国際法上の承認に就て　講師　小谷鶴次　四、ポーランドの歴史に就て　助教授　山脇重雄　五、徳川時代の家族生活と法律　助教授　高柳眞三　六、民法改正の諸問題　教授　中川善之助　七、現在並に将来に於ける我国工業問題　教授　宮城音五郎/本月中刊行図書：一、法学　第八巻第十号　一、文化　第六巻第十号/看護婦養成所運動会：銃後国民の体位向上心身の鍛錬を目標とし併せて医学部並附属医院関係の出征軍人家族を招待し十月十五日看護婦養成所主催となり本院職員並看護婦の連合運動会を挙行せり/職員学生出征遺家族慰安会：本月八日午後一時より本学講堂に於て職員学生出征遺家族慰安会を開催せり参会者約百五十人/文化講義総長座談会：勤労報国隊参加者学部別座談会を兼ね日本文化講義総長座談会を九月二十八日医学部、十月四日理学部、同五日法文学部学生に就き開催孰れも盛会裡に終了せり/蒙彊を語る座談会：十月十三日午後四時より二十五周年記念館に於て田辺蒙彊学院副院長を囲み蒙彊を語る座談会を開催せり/連合演習参加：十月十六、十七の両日に亘り実施せられたる陸軍現役将校学校配属令公布十五年記念連合演習に本学より各学部本年入学々生三百二十五名参加せり/体力章検定実施：本年より年齢十五才以上二十五才以下の男子に対し体力章検定を実施することとなり本学は学生に対しては最高学年学生に実施することとし体育日を以て準備訓練に充て十月二十一、二十二の両日評定河原競技場に於て検定実施せり尚職員に対しては希望者を募り十一月に検定実施の予定なり/建築行程：工学部航空工学科教室新営工事　航空工学科の新設と共に工学部運動場東隣に工費六万六千三百円を以て本月中旬より工事に着手し明年三月竣工の見込なり建物は木造二階建にして延坪四四〇坪なり/加藤内科病室新営第一期工事　医学部附属医院構内加藤内科旧病室を今回新に改築の為工費三万五百円を以て本月末より工事に着手し明年三月竣工の見込なり建物は鉄筋混凝土造二階建にして延坪一二六坪なり/東北帝国大学寄宿舎々主嘱託：古賀助教授に近く開設せらる可き本学寄宿舎舎主を嘱託せられたり/昭和十四年度患者数調（入院）　一日平均調　昭和十四年十月分患者数調（外来）　一日平均調

[種別]刊行物

[タイトルの記述レベル]書名

[現物の利用制限]全部公開

[現物利用申請書類]簡易利用申請書(Excel)｜http://www2.archives.tohoku.ac.jp/yoshiki/tokuteirekisi-kaniriyo.xls