[内容]大学院退学：本月中大学院退学者左の如し　退学者　医学士　武沢滋/勲章伝達式挙行：本月中左記の通り頭書勲章の伝達式を挙行せり/職員帰朝：（法文）教授岡崎文夫（同）副手佐々久は中華民国へ出張中の処本月五日、（理）教授藤原松三郎は欧州各国へ出張中の処本月三十日執れも帰朝せり/商工大臣来学：商工大臣小川郷太郎閣下本月五日（月曜）午前十時半来学し金属材料研究所を視察せられたり/文部大臣来学：文部大臣平生釟三郎閣下本月十二日（月曜）午前十時来学し、総長室に於て少憩同十時二十分より金属材料研究所並電気通信研究所を視察し、同十二時学士会食堂に於て総長、評議員、学部長等と午餐を共にし、離学せられたり/日比交換教授シンコ博士来学：日比学術研究交換教授として来朝中の比律賓国立大学教授ヴィンセント・ジー・シンコ博士本月十五日午後一時来学し、学士会食堂に於て石原法文学部長等と午餐を共にし、同二時三十分より法文学部第一教室に於て「比律賓に於ける政治教育及経済の現情」と題して講演せられたり/医学部解剖体祭挙行：本月十六日午後一時より医学部中央講堂に於て医学部解剖体祭を挙行せり/本学物故職員慰霊祭挙行/本学創立二十五周年記念式挙行：本学創立二十五周年記念式典は本月十七日（神嘗祭）午前十時より工学部グランドに設けたる式場に於て挙行せらる、此日朝来細雨なりしにも拘わらず職員、学生、卒業生約二千余名、来賓は河原文部次官、高岡北海道帝国大学総長、長岡半太郎博士、田中館愛橘博士、菊山宮城県知事、渋谷仙台市長、菅原傳、内ヶ崎作三郎両代議士等名士二百有余名の参列の下に定刻君ヶ代斉唱に式を開き、本多総長の式辞に次いで、文部大臣祝辞（河原文部次官代読）菊山宮城県知事、渋谷仙台市長、帝国大学を代表して高岡北海道帝国大学総長、殊に本学創立委員として縁故浅からざる長岡半太郎博士、卒業生総代鈴木敏一等の祝辞、九州帝国大学総長外八七通の祝電の披露に引続き井上嘉都治教授外六十二名の永年勤続者に対し総長より各々感謝状及表彰状並記念品を贈呈、井上教授の謝辞あって光輝ある歴史的式を盛大裡に閉じ、それより祝賀午餐会に移り和気靄々たる中に本学二十五年の発展史を回想せり本学創立二十五周年記念学内公開（医学部を除く）は同日午後一時より、同四時まで職員家族の為、翌十八日は午前九時より午後四時まで一般公開をなせり　本学創立二十五周年記念通俗講演会は本月十七日午後六時から市公会堂に於て教授千葉胤成は「心構と世界」、同三枝彦雄は「人工放射能の話」と題して通俗的講演をなせり/職員死亡：理学部講師萩原伸次は本月十八日死亡せり

[種別]刊行物

[タイトルの記述レベル]書名

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[現物利用申請書類]簡易利用申請書(Excel)｜http://www2.archives.tohoku.ac.jp/yoshiki/tokuteirekisi-kaniriyo.xls