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デルゲ版チベット大蔵経

(例) Bd001
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東北大学附属図書館が所蔵するデルゲ版チベット大蔵経を、資料の画像とともに検索・閲覧できるデータベースです。

本サイトでは、目的の異なる2つのデータベースを横断的に検索できます。

①経典データベース(経典DB) ―― 宇井伯壽・鈴木宗忠・金倉圓照・多田等觀編『西藏大藏經總目録』(東北帝國大学法文学部,1934年刊)に基づき、チベット大蔵経の目録情報と画像を公開しています。

②図像データベース(図像DB) ―― チベット大蔵経の中に印刷されている図像と、図像に添えられた詩についてのデータベースです。東北大学附属図書館が所蔵するチベット大蔵経には、660点の図像が含まれています。現在、メタデータが付与されている図像は6点ですが、今後、順次追加いたします。

※本データベースの画像およびメタデータは、科学研究費助成事業研究成果公開促進費(データベース)23HP7001「デルゲ版チベット大蔵経データベース」(代表:加藤諭 メタデータ監修・責任:菊谷竜太)により、公開しています。

「チベット大蔵経」とはいったいいかなるものか。

── 東北大学附属図書館所蔵チベット大蔵経について ──

チベット(西蔵)大蔵経。仏説部(カンギュル)・論疏部(テンギュル)という二つの群からなるそれは,数世紀にわたってチベットで積み重ねられてきた翻訳事業の集大成である。 典籍の多くはインドのことばからチベット語へと訳されたものであるが,一部チベット人自身の手になる著作や漢訳などからの重訳も含まれる。現在の写本・版本合わせて十数種類を数えうる大蔵経のうち,最も重要とされるものの一つが,東北大学附属図書館所蔵のデルゲ版チベット大蔵経である。

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デルゲとはすなわちこの大蔵経が開版されたチベット東部・カムの一地方を指し,正確な文典的校閲と極めて鮮明な印刷を特徴とする。従来は門外不出であり,その希少性はデルゲ王が流出を恐れて版工の右手を切り落としたという伝説を生んだほどである。ダライラマ十三世・トゥプテン・ギャムツォ(1879−1933)の庇護を受けた多田等観の尽力によって請来され,仙台の一般財団法人・斎藤報恩会の支援を受けて東北大学へともたらされた。

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多田は金倉圓照とともに総計97,159葉にも及ぶ大蔵経の内容を精査し,世界にさきがけて文献学手法にもとづいた近代的な目録を実現した(宇井伯壽・鈴木宗忠・金倉圓照・多田等觀編『西藏大藏經總目録』東北帝國大学法文学部,1934年)。その際に割り振られた番号は「東北番号(Tōhoku number)」と称され,現在もなお世界的基準として一般的に用いられている。