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狩野文庫

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秋田県大館出身の文学博士狩野亨吉(かのう こうきち 1865~1942)の旧蔵書。狩野は、旧制第一高等学校校長(明治31~39)や京都帝国大学文科大学長(明治39~41)を歴任し、また江戸時代の学者志筑忠雄、思想家安藤昌益、経世家本多利明を発掘したことでも知られる。
狩野の蔵書は、狩野の親友で東北帝国大学の初代総長であった沢柳政太郎(1865~1927)の尽力により東北大学にもたらされた。そのとき狩野は、蔵書を一括かつ東北大学に永久に保管することを条件に譲渡したという。その後狩野が収集した資料も昭和18年3月までに計4次にわたり追加購入あるいは寄贈によって受入れられ、約108,000冊からなる大コレクションである。和漢書古典を主体とする幅広い領域の資料を含み、「古典の百科全書」あるいは「江戸学の宝庫」とも称される。「史記 孝文本紀 第十」(延久5年(1073)写)および「類聚国史 巻第二十五」(平安時代末期写)の国宝2点は、この文庫に含まれていたものである。
 

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