正保2年製作絵図の手写本。『江戸図総覧』では狩野文庫本を大久保忠寄考証の原本とするが、同書の記す表題と狩野文庫本から確認できる表題は異なる。町名記載無し。大名・幕臣屋敷名は表記。「田」とされている灰色着色部分として、浅草田圃・不忍池および低地部分が広く含まれている。神田川南岸、筋達門外から大川まで水路が認められている。両国橋西詰となる地区に同朋衆の屋敷。石川島に石川八左衛門の名。後の吹上に大名屋敷。(千葉正樹『東北大学附属図書館狩野文庫所蔵 江戸絵図調査報告書』2004年より)