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パラオ熱帯生物学研究所関係資料

ID
MNTO-000009
内容
[内容]パラオ熱帯生物研究所は、太平洋学術協会の委員をつとめていた東北帝国大学教授の畑井新喜司の熱心な提案で、日本学術振興会が珊瑚礁生物学の研究を主要な目的として設立、経営した組織であった。研究所所在地は当時国際連盟の日本委任統治領であったミクロネシア群島(南洋群島)西カロリン諸島パラオ諸島コロール島アラバケツ部落附近で、昭和9年(1934年)6月に設置されている。その後、南方占領地域の拡大に伴い、海軍はマカッサル(セレベス島)に海軍綜合研究所を設置することとし、本研究所も移して環境科学部へと再編されることとなったため、昭和18年(1943年)3月に廃止されたのだが、戦況の悪化のため、実際に新しい研究所で研究活動を行うことはなく終戦を迎えた。その活動期間は約10年と短かったものの、研究所の発行した欧文誌Palao Tropical Biological Station Studiesと邦文誌「科学南洋」により、研究成果は世界に発信されていた。 本資料には、パラオと周辺諸島の地図やパラオ熱帯生物研究所を往来する人々の記録、日本の占領下にあったパラオでの研究所運営の実態や生活の様子などが、詳しくのこされている。また初期の熱帯生物学研究が如何に行われたかを知る上で価値のある史料となっている。|「利用制限]全部公開| |[データ公開日]2018/3/30|[メモ]
年代
1933年-1994年
資料区分
[種別]個人・関係団体文書/[部局等]史料館/[区分]関係団体文書/[タイトルの記述レベル]資料群名(フォンド)
資料所在と利用

史料館本館書庫

データ更新
データ公開日:2018/3/30